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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2024】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2024】

SubjectG Herbo

シカゴ出身のラッパー、G・ハーボさんの新曲『Subject』が公開されました。

彼のディープで独特なラップスタイルは健在で、ストリートでの生活の厳しさや仲間との関係性など、リアルな体験がリリックに反映されています。

法的問題に直面しながらも音楽で前を向く、そんなハードな状況下でG Herboさんが発する言葉は説得力に溢れていて、聴き手の心に突き刺さります。

プロデューサーのサウスサイドさんとタッグを組んだトラックは、彼らしいアグレッシブなトラップサウンド。

『PTSD』や『25』など、最近の作品を聴いてきたファンにとっては待望の新曲となるでしょう。

ストリートラップが好きな方、シカゴのヒップホップが気になる方は是非チェックしてみてください。

RAG MUSIC 編集部

Bless (ft. Young Thug)Lil Wayne & Young Thug

数々のヒットを送りだしてきたリル・ウェインさんと、ヤング・サグさんが再びタッグを組んだ新曲『Bless』。

過去にお互いの確執もありましたが、『Take Kare』や『Out West』に続く3度目のコラボレーションとなる本作では、その力強いラップで家族の大切さを訴えかけています。

物質的な成功を追い求める彼らの世界観も垣間見るものの、その根底にあるのは「家族こそ何よりも大切」という変わらぬメッセージ。

プロデューサーのWheezyを迎えたシンプルなトラックに、ウェインさんはギターソロを弾くなどミュージシャンとしての多才ぶりを証明した見事な仕上がりとなっています。

リリース前の話題作『Weezy Vs. Wheezy』への期待も高まる1曲ですね。

RAG MUSIC 編集部

DENiM (feat. Joey Bada$$)IDK

ブリティッシュ・アメリカンのラッパー、アイ・ディー・ケイさんが、ニューヨーク出身の大人気ラッパーであるジョーイ・バッド・アー・ダブルドル・サインさんを迎えて発表した最新楽曲が注目を集めています。

アイ・ディー・ケイさんは2010年代から活動を続け、『Is He Real?』や『Simple.』などのスタジオアルバムが高く評価されてきた実力派。

一方のジョーイさんは『2000』で内省的なリリックと滑らかなプロダクションで称賛を浴びるなど、現代ヒップホップを代表するアーティストの一人ですね。

そんな2人がタッグを組んだ本作は、成功の証であるリッチな暮らしぶりをリリックに乗せた自信作。

独自のスタイルとリリカルな才能が存分に発揮されており、今後リリース予定のプロジェクトにも期待が高まります。

アイ・ディー・ケイさんとジョーイさんのユニークなコンビネーションは、間違いなく多くのヒップホップファンを魅了するはずです。

RAG MUSIC 編集部

lost boysmgk x Trippie Redd

アメリカのラップ・シーンを牽引する二人のスター、マシン・ガン・ケリーさんとトリッピー・レッドによるコラボ曲がリリース。

この曲はアルバム『genre : sadboy』の先行シングルで、そのタイトルが示す通り、内省的で感情的な歌詞が特徴的。

mgkさんはラップとオルタナロックを巧みに融合しており、自身の苦悩を赤裸々に綴った歌詞は聴く者の心に深く響きます。

一方、トリッピー・レッドのメロディアスなフックも秀逸。

二人のアーティストが織りなすサウンドは新鮮であり、ヒップホップの新たな可能性を感じさせてくれます。

この曲は3月27日にリリースされたばかりですが、タイアップ等の情報はまだ明らかになっていません。

心の闇と向き合いたい人、感情を揺さぶられるような音楽を求めている人には、ぜひチェックしてほしい一曲です。

RAG MUSIC 編集部

MASC (ft. Teezo Touchdown)Doja Cat

ロサンゼルス出身のラッパー兼シンガーソングライター、ドージャ・キャットさんが2024年4月5日に発表した楽曲が、ご紹介する『MASC』です。

デラックス盤として発表されたアルバム『Scarlet 2 Claude』に収録されている本作は、ヒップホップトラックにユニークなラッパーのティーゾ・タッチダウンさんをフィーチャーした、意欲作と言えるでしょう。

歌詞に描かれているのは、現代の恋愛関係における複雑な感情のもつれ。

彼女は相手の攻撃的な態度を非難しながらも、別れることの難しさ、そして理想と現実の狭間で揺れ動く気持ちを、ストレートに吐露しています。

アバンギャルドなスタイルのミュージックビデオも公開中。

音楽とビジュアルを融合させたクリエイティビティあふれるドージャさんの世界観を堪能できる一曲です。

揺れ動く恋心に共感できるカップル、もしくはこれから新しい恋を始めようとしている人に、ぜひ聴いていただきたい楽曲です。

RAG MUSIC 編集部

Potato LoadedQuavo, Destroy Lonely

クエイボさんとデストロイ・ロンリーさんのコラボ曲は深みのあるトラップビートと木管楽器のサンプリングが印象的な一曲。

それぞれ異なるスタイルでパフォーマンスを繰り広げるふたりのラップは、物質的な豊かさを得た者の余裕と自信をたたえています。

特にデストロイ・ロンリーさんは、有名なクルー『ディスターヴィング・ザ・ピース』に所属するI-20さんの息子ということで、世界でも類を見ない音楽一家の中で育った背景を感じさせるラインも。

若き才能たちは、現代社会における成功のあり方を浮き彫りにするとともに、そんな境遇だからこそ味わえる喜びを全身で表現しているのですね。

RAG MUSIC 編集部