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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2024】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2024】

Non BelieverKodak Black

アメリカのラッパー、コダック・ブラックさんが2024年3月29日にリリースする新曲は、彼の信仰と内面の葛藤を赤裸々に綴ったスピリチュアルな1曲。

ユダヤ教やイスラム教など様々な宗教に触れながら、真実を求める旅に出る彼の姿が印象的です。

「より良い人生を送るため宗教に頼ろうとする」というメッセージ性の強い歌詞は、クランジーなフローと絡み合い、この上なく興味深い仕上がりに。

本作でコダックさんはより成熟した内容に挑戦しており、自身の精神的な側面を深く掘り下げた渾身の1曲に仕上がっています。

人生に迷いを感じている全ての人に届いてほしい、刺激的な1曲です。

RAG MUSIC 編集部

UnderstandBabyface Ray

RAG MUSIC 編集部

Femme Fatale (ft. Coi Leray, Kaliii)G-Eazy

アメリカ出身のラッパーにしてプロデューサーでもあるジー・イージーさんの新曲『Femme Fatale』は、女性のエンパワーメントと性的ポジティビティをテーマにした力強い楽曲。

コイ・ルレイさんとカリーさんをフィーチャーし、伝統的な性別の役割を覆すことを称賛しています。

ジー・イージーさん自身も「No prejudice(Nah), I’m a feminist(Yeah)」と宣言するなど、パートナーの選択を支持。

2024年4月にリリースされた本作は、母親を亡くした後に発表された数少ない曲の一つで、『The Tonight Show with Jimmy Fallon』でもパフォーマンスを披露しました。

自信に満ちあふれ、平等と性的解放を力強く表現したこの曲は、自己確立と自己表現のためのアンセムとも言えそうです。

ジー・イージーさんファンはもちろん、女性の自立を応援したい全ての人にオススメの一曲ですよ。

RAG MUSIC 編集部

GangstaFree Nationals, A$AP Rocky & Anderson .Paak

R&Bバンド、フリー・ナショナルズとラッパーのエイサップ・ロッキーさん、そしてシルク・ソニックとしても活躍しているアンダーソン・パークさんによって生まれた『Gangsta』は、2024年2月23日にリリースされた注目作です。

普段は明るく甘いR&Bを歌っているアンダーソン・パークさんですが、実は相当にサグな過去を持っています。

本作ではそのタイトルが指し示すように、それぞれが持つサグなエピソードが描かれています。

また、フリー・ナショナルズ楽曲制作を担当していることもあり、一般的なヒップホップには見られないオシャレな雰囲気も本作の見どころの一つと言えるでしょう。

Ryo

Make Sum NoiseYhapoJJ

アメリカはアラバマ州ハンツビル出身という新進気鋭のラッパー、YhapoJJさん。

サウンドクラウドなどネット上のプラットフォームを主戦場として、追いきれないほどのプロジェクトを次々と発表している多作家なタイプですね。

そんな彼の新曲『Make Sum Noise』は2分にも満たないコンパクトな曲ながら、浮遊感のあるラップと実験的なトラックが融合した不思議と耳に残る新たなバンガー。

ヒップホップの今を知りたい方には注目すべきラッパーですよ。

KOH-1

EVIL EMPIRELil Mabu x DD Osama

ニューヨーク出身の若きラッパー、リル・マブさんとDD・オサマさんによるデュオ。

18歳という若さでヒット曲を次々と世に送り出し、ヒップホップ、ドリルラップ、トラップを融合したサウンドで多くのファンを獲得しています。

そんな彼らの共同制作楽曲がアルバム『YOUNG GENIUS』に収録されており、その中でも本作はユーザーの間で賛否両論を呼んでいるようです。

力強いリリックでニューヨークの厳しい現実やドリルシーンを描写し、ストリートカルチャーに根ざしたメッセージ性の高い内容となっているのが特徴。

リル・マブさんはストリート育ちではなく白人で裕福な家庭で育ったというバックグラウンドから「シリアスじゃない」ととらえられてしまう声もあるのですが、実際に彼の音楽を聴いて判断していただきたいですね。

RAG MUSIC 編集部